2024.11.06

【好きな映画編①】

執筆担当者:

テーマ: 一橋香織自己啓発

読書の秋ということで先月に引き続き、今回は映画編をお送りします。
映画は特に好きな作品が多く2作選ぶのに苦労しましたが、1作品は相続の仕事にも関係のある映画を選びました。
最初の作品は「日本のいちばん長い日」

まずは、簡単なあらすじを紹介します。

本木雅弘が昭和天皇を演じた「日本のいちばん長い日」は、2015年に公開された映画です。

この映画は、昭和天皇が終戦を決断するまでの24時間を中心に描かれています。

ポツダム宣言受諾を巡る政府内の葛藤や、陸軍内のクーデター未遂事件など、戦争終結に至るまでの緊迫した状況をリアルに描いています。

主演の役所広司が演じる阿南惟幾陸軍大臣、山﨑努が演じる鈴木貫太郎首相、そして本木雅弘が演じる昭和天皇など、実在の人物たちが登場し、その時の歴史的な緊張感や決断の瞬間を生々しく再現しています。

この映画の中では、かなり重要な注目すべきセリフがあるのですが
一部紹介しますね。

ポツダム宣言受諾で抜き打ち御前会議をして聖断を仰ぐという鈴木貫太郎首相と阿南陸軍大臣のやり取り

阿南一「必然的に天皇にして大元帥に全責任が生じます。

しかし、陛下に責任を負わすことはできません。輔弼の最高責任者たる総理大臣が、一命を投げ出してかかります」

鈴木「臣下がやってはいけないことだ・・・死刑は覚悟している」

昭和天皇

「わたくしの名によって始められた戦争を、
わたくしの本心からの言葉で収拾できるのなら、ありがたく思う」

昭和天皇

「わたくしは、外務大臣の意見に同意である。このまま、本土決戦に突入すれば、日本民族は死に絶えてしまう」


「わたくしの任務は、祖先から受け継いだ、この日本という国を、子孫に伝えることである」


「ひとりでも多くの、日本国民に生き残ってもらって、その人たちに、将来再び、立ち上がってもらうほか、道はない」

「このまま戦争を続け、文化を破壊し、世界人類に不幸を招くことは、わたくしの望むところではない」

そして、玉音放送が昭和20年8月15日に流れ終戦となるわけです。

この映画は日本がどのように8月15日を迎えることになったのかを
できる限り史実に基づいて描かれており、とても心に迫るものがあります。

先人たちが命を懸けて守ろうとした日本。
立場は違えども、すべての日本人が日本を守ろうとしたことは間違いありません。
行き過ぎた思想やくだらないプライドにとらわれていた一部の軍幹部も根底では
日本を守ろうとしていたのです。(やり方は誤りましたが・・)

AmazonPrimeで無料で観ることができるので興味のある方は是非。